パラレルワールド



昨年の春頃から新しい職場に行かせてもらってます。
フリーランスなので、いろいろな勤務先に行っているのですが、その中のひとつでとても驚いたことがありました。

担当の女性が勤務前にオリエンテーションを行なってくださって、勤務初日もその女性が色々と教えてくれていました。朝、しばらくすると、その女性が私の仕事部屋へ入ってきて「ねぇ!渡辺さんでしょ?!」と言うではないですか。

渡辺というのは、私の旧姓ですが、まったくもってピンとこず、まさに鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていると、今度は「いづみちゃんだよね??」と。「え???」と、さらに驚く私。

なんと、その女性は大学の同級生でした。

特に仲が良かったわけではなく、卒業後は一度も会っていません。その間、30年弱、、30年も経てば顔も印象もだいぶ変わっているはずで、驚異の記憶力に感心するばかりでした。

大学の友人とは年賀状くらいで、今では会う機会もなかったのですが、再会した彼女とのやりとりで懐かしい名前が次々と話に出てきて「うわぁ、懐かしいなぁ」としみじみしていました。

そんな折に娘が帰省して、昔の写真を一緒に見ていると、大学時代の写真も出てきてさらに記憶が蘇っていました。

人の意識と現実いうのは本当に不思議なもので、年明けにまた新しい職場で担当の女性にレクチャーを受けていると「私も杏林大学なんです、ひとつ下です」と。「え、そうなんですか?」と驚きながら(また大学つながりだ!)と考えていると「馬場さんと菊池さんと、和田さんって知ってますか?」というではないですか。

なんと、昨年再会した友人との話にでた3人組だったのです。

人の意識した方向に現実世界が開いていくって、本当かもしれないなぁ、と思った最近の出来事でした。




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